ご依頼いただいた解体工事と売却希望の物件のお話です。
ネット見て問い合わせいただけたそうで、解体工事の見積もりをお願いしたい、それに急ぎではないですが更地にした土地の売却もお願い出来ればとのお話でした。
弊社の取組みにぴったりハマってお問い合わせいただけたのでしょうかね。解体させていただく建物は未登記の建物で、24年から始まる相続登記の義務化を前に年内に解体して欲しいというものでした。未登記の建物を解体する場合、しっかり所有権の確認をしておかないと万が一他に登記をされている人が居た場合建造物等損壊罪に問われる危険があります。
この物件は今月末頃に解体工事を予定しています、解体工事には登記の有無に関係なくリサイクル法の届出や石綿含有建材事前調査、その申請と他にも色々と手続きが必要なものが多いです。一般の施主様や新規の住宅会社、不動産会社さんからの見積もり依頼をいただく際に、弊社では必要な調査費、分析費、追加処理費など見積もり項目に計上しています。ですが、他ではそんな費用は入っていないであったり、みなして処理する金額も込みでの単価であるなど質問されることがあります。
見積りの項目が木造家屋解体○○坪/○○万、養生足場○○㎡/○○万、諸経費○○万みたいなものも見せていただくこともあります、樹木であったり庭石、ブロック塀の撤去が必要な工事なのにそれらを含んだ坪単価ですと口頭で説明されるみたいです。正直怖いと思います、最悪な場合見積もりの項目が無いということは見積もりに入ってないと言われたら…撤去するなら追加費用○○万…なんて不安を抱えた工事になってしまうと思います。
当たり前ですが弊社では建物の解体、養生足場、樹木撤去、庭石やがれき類の撤去、ブロック塀、重機の回送費、それに事前調査費や分析費などを項目ごとに計上しています。説明する場合にもこの工事は入ってます、この工事は入っていませんなど明確で誤解の無いように心がけています。明確でわかりやすいことが施主様の安心に繋がると思いますし余計なトラブルも避けられるのではないでしょうか。
解体工事を検討されている方には是非一度見積もりの合計金額だけではなく、内訳の方をご確認していただき見積書を見ながら業者さんと内容と金額の確認をしていただければと思います。また解体工事には不確定な要素も有ります、地中埋設物であったり外壁や屋根が2重になっている場合は別途費用が必要だったり、特に2重貼りの内側がサイディングやコロニアルなど石綿含有建材の可能性の高いものである場合は費用が大きく変わってしまうこともあります。わかっている事は事前にお話しいただくことで後々のトラブルが避けられます。
今回ご依頼いただいた物件の話から逸れてしまいましたが、工事の前ではなく工事完了後に納得できることが施主様にとって一番な解体工事であると考えていますし、トラブルになる要素は極力無くすための基準で検討していただければと思います。
相見積もり用の見積もり依頼であったり解体工事に関する質問などお気軽にご相談ください。当然費用の負担は少しでも少ない方が良いですし他社さんで工事されるの問題ありません、解体工事を検討、発注する際に不安要素やわからないことをお願いする業者さんで聞きにくい場合などあると思います。そんな時にお気軽にご相談くださればと思います、少しでもトラブルなく納得の解体工事をするために。
また売却予定で解体する場合もご相談いただければ一括でお任せいただくことで費用負担を減らすことにも繋がりますし、売却までの流れも円滑に進められると思います。
一つでも多くの方と出会い一つでも多くの不安を解消する、解体工事と不動産仲介や買取を通して手の届く範囲の方々の悩みや不安を解消していければ、それが目標です。