施工事例 解体工事の事例をご紹介します。
まだまだ下請け工事が多い当社ですからあまり事例が増えていかないのが悩みです…
今年に入り最初の物件が金沢市内のT様邸でした。1月1日の地震により外壁が剥がれ落下して通行人や通行車両に当たるのを心配してのご連絡でした。ですから本来剥がれそうな外壁面の補修する工事の予定でお話を伺っていたのですが、家主様の希望は以前から解体したいとお考えとのことで急遽建物の一部を縁切り解体することになりました。
地震により外壁が剥がれ落ちている状況
地震によりタイル貼りの外壁が剥がれ落ちています。すぐ前が歩道でその上の2階部分の外壁が今にも落ちそうな状況で、安全確保の応急処置が必要な状況でしたのですぐに落下飛散防止用の足場工事だけを設置しました。この物件は鉄骨造の母屋に木造2階建の狭小建物を増築した部分です、建物裏手には用水が流れており建物端の幅は2mもありません。大きな重機を使用するスペースも無い為3方養生足場を組み手壊し解体で工事を行うことになりました。
母屋との取り合い部分での縁切り解体になりますから全3方足場を組みシートで囲います。落下の危険のある外壁から解体し、屋根→2階天井→2階壁→2階梁、柱→2階床材→1階天井→1階壁→1階梁、柱→1階基礎、土間の順に解体していきます。倉庫として使用されていた建物でしたので土間の厚みが300㎜ほど有りミニ重機とコンプレッサーを使用しての作業になります。
縁切り解体後、外壁補修し舗装して駐車場へ
無事に建物の解体工事も終わり今回はお子さんやお孫さんが遊びに来た時の為にと舗装して駐車場までをさせていただきました。
施主様には地震後迅速に対応してくださりありがとうとのお声をいただきました、ですが工事期間中作業員へ休憩の度にコーヒーなどを出していただいたり工事車両の駐車スペース確保に積極的に周囲へ声掛けしていただいたりと本当にありがとうございました。
他にも多くはありませんが解体工事の事例を掲載していきたいと思います。
地震発生から2か月以上経ちましたが金沢市やその近郊でもまだまだ屋根にブルーシートが被せてあったり亀裂や建物の一部が傾いてしまっていたりする家がたくさんあります。そんな困っている方の要望に沿えるように頑張っていきます。
お客様の声
「最初は剥がれ落ちた外壁の補修で済ませようと思っていましたが、ずっと考えていた建物の一部を壊して子供や孫たちが集まりやすいように駐車場したいとの気持ちを抑えられず途中で変更してもらいました。元旦の地震で次の日には見に来てもらえ、迅速に落下飛散防止用に足場をしてもらえたのは嬉しかったです。綺麗に舗装してもらい、子供や孫が遊びに来るのが楽しみです。またいろいろ相談に乗ってください」