地震被害に遭った古民家を縁切り解体
志賀町での施工事例です。
縁切り解体の概要
自身の被害に遭われ今回縁切り解体工事をさせていただいたのは、母屋が築100年を超える古民家です。解体させていただいたのは増築された築50年程の水廻り(赤線部)部分です。被災物件なのですべて解体するのであれば公費解体の対象でもあるのですが、施主様は代々守ってきた古民家を残したいとの意向により後に増築した水廻り部分の建物だけを解体し、新たに立て直すことになりました。古民家や金沢町家など歴史ある建物が好きな私にはすごく興味深いお話が聞けました。実際にお住まいや管理維持をされている方はすごく大変なのだと思います…
上屋の解体
縁切り解体完了
内装や切り離し等の手作業と構造体や基礎など重機作業で解体工事は完了です。この後外壁の補修と解体した場所に新たに水廻りを新築します。築100年の母屋に合わせた古民家風の外観になるのでしょう。今回当社は解体工事までで終了ですが、新築が完成した際には見学に伺いたいものです。母屋の方も漆喰の壁が崩れていたり大掛かりな補修工事も同時にされていました、その完成も併せて是非。
工事期間が夏場の暑い時期でしたが、施主様には休憩時に冷たい飲み物やアイスを頂戴したりと本当に良くしていただいて終始楽しく作業が出来ました。
今回の工事を通して震災対応復旧に対する色々な事を考えさせられます、私自身が出来る一事業者として。