ご訪問ありがとうございます。
解体工事がもっと気軽に、もっと安価に、もっと安心にを目指し当サイトを始め1年が経ちました。
サイトの作成や更新、苦手な分野ですが手探りで続けてきて少しづつ検索されたりご訪問頂けるようになってきました。
これからも引き続き少しでも多くの方の目に留まり参考にして頂き、お気軽にご相談して頂けるサイト運営を行っていきたいと思います。
石川県内の解体工事費用について
サイト開設から1年の節目ですのでこの数年の解体工事の費用の変化と要因を少しご説明していきます。
産業廃棄物の処分費用の高騰
ここ5年くらい前から産業廃棄物の処分費用が急激に高騰して現在も細かに上がっている状況です。
要因としては、公共処理施設の容量ひっ迫による受入れの制限、それにより民間処分場への持ち込み量の増加が価格の高騰に繋がっているように考えます。
今後もリサイクルに関する法令などより細かなものになり、徹底を義務付けられていくだろうと考えると更なる高騰も考慮しておかないといけないかもしれません。
一般の方にはあまり認識の無い部分だと思います、ゴミを捨てるのに大きな費用が掛かるということ。ですが資源のリサイクル、再資源化は今後の大きな課題です。
適切な処理と適切な費用で行っていくことが法令や条例を遵守し、循環化社会の構築に大切なのではと思います。
現状解体業者として出来る事は、解体時の分別の徹底、廃材の種類毎の運搬、この辺を徹底して行うことで極力処分費用を抑えていくことではないかと思います。
解体工事業者の細分化
この数年周りの解体業者を見ていて感じることは少人数の解体業者の増加です。一人親方、2~3人の規模など増えたと思います、特に若い職人さん達が多く内装など手壊し解体を請け負ってやっているようです。
このような業者の中にはしっかりした技術と丁寧な仕事を心がけている優良業者もいます、残念ながら一般の方には中々探すのは難しいのが現状です。
そうした小規模の優良業者と一般の方へ繋ぐこと、また小規模業者をまとめてチームとし施工出来ないかということもサイトとしての取り組みとしています。
得意な作業に特化して施工することで費用の削減、きれで丁寧な仕上がり、小規模な解体業者にも適切な価格でしっかりとした施工を行える環境と直接施主様と対応することで達成感など、施主様解体業者どちらも得られるものは大きいと思います。
小規模な解体業者の得意分野を生かし、苦手分野を補って工事を行えれば今までに無かった解体工事の形を提供出来るのではないかと考えています。
もちろん物件によって変わります、その物件に適切な業者と方法で対応致します。費用を抑えて丁寧な仕上がり、解体工事をする上で一番大事な部分をしっかりと踏まえて提供させて頂きます。
解体工事のアスベストに関する法令の改正
建築工事、解体工事に対しアスベスト関連の法令の順次義務化が始まりました。
アスベストにはレベル1~3まであり、1は皆さんのイメージされていると思われる鉄骨の梁などに吹き付けててあるもの、2はボイラーなどの配管保温材等、これまではこの1と2が規制の対象でした。ですが法改正によりレベル3も対象となったことで一般住宅の解体工事にも影響が出て来ました。
レベル3に分類されるアスベスト(石綿含有建材等)とは?コロニアルやスレートなどの屋根材、窯業系サイジングなど外壁材、モルタル塗装などに含まれる塗材、軒裏やキッチンなどに使われるケイカル板、キッチンや洗面床に使用されるクッションフロアなど多岐に渡ります。
このように新たに対象となった製品の使用の有無を事前に調査し必要に応じて分析調査や記録票の作成など義務化になりました。
対象となるのは以下の条件です。
・解体工事部分の床面積の合計が80㎡以上の建築物の解体工事
・請負金額が100万円以上である建築物又は特定の工作物の改修工事
・請負金額が100万円以上である特定の工作物の解体工事
おそらく一般住宅の解体工事の多くは80㎡以上の条件に当てはまり対象となるかと思います。
今日現在では事前調査の実施、記録票の作成は義務化されています。来年以降事前調査を行える資格者、自治体への届出など順次義務化されていきます。
今年4月以降解体工事の見積りを依頼したことがある方は目にされたかもしれませんが、解体工事の見積りに「事前調査・記録票作成費」のような項目が有ったかと思います。これは以前には無かった項目です、逆に未だ対応していない業者で項目が無い業者も有ったりしますが…
これは法律で定められた基準ですから費用は必要になりますがしっかりと行ってくれる解体業者で施工しましょう。
まとめ
解体工事ではリサイクルに関するもの、アスベストに関するもの、色々と細かに規制が進んでいます、決められた事はしっかりと遵守し安全に環境に優しい施工が求められます。
私も含め解体業者もきっちりルールを守った上で可能な限り費用を抑える努力をしています、一方で未だにルールを守らず違反行為を行う業者が居ることも事実です。
見積り比較や検討される際は単純に費用が安いだけで選ばずしっかりと施工してもらえる解体業者を見極めて頂ければと思います。